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電動車椅子サッカーとは?
電動車椅子サッカーは、身体的に重度の障害を持った人々が参加できるスポーツです。
このスポーツでは、前方にフットガードを装着した電動車椅子を使ってプレーし、手だけでなく、足や顎などでもジョイスティックを使って操ります。
男女混合の4人で試合を行い、ピッチの大きさはバスケットコートで、試合時間は前後半20分です。特殊なバンパーを付けたフットガードで車椅子を旋回してボールを蹴るルールと、ボールに対して味方同士が二人で関与できない「2on1」ルール、ペナルティエリアにディフェンス側が3人以上入られない「3in」ルールがあります。
電動車椅子サッカーは、フランスで1975年、アメリカおよびカナダで1980年に誕生し、日本では1982年に始められました。初めは北米でパワーサッカーと呼ばれていましたが、大阪市身体障害者スポーツセンターにおいて始められたことから、日本では電動車椅子サッカーと呼ばれるようになりました。
また、2014年頃にPower Soccer Shopというメーカーが開発した、ストライクフォースという機種がアメリカで流行り始め、今日では日本の選手もほとんどが乗っています。以前の時速6kmと比べ、10kmになりスピード感が増して想像を越える迫力になりました。
このスポーツは、誕生から20年以上の間、ヨーロッパ、北米、アジアの各国で、それぞれ独自のルール、用具で競技が行われてきましたが、2006年に10ヶ国の競技団体が集まり、競技規則の統一が行われました。2007年には初のワールドカップが日本で開催され、アメリカ、ベルギー、フランス、デンマーク、イングランド、ポルトガル、日本の7ヶ国が参加しました。