正式種目になるためには

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車椅子ラグビーや車椅子バスケが盛り上がりを見せた東京パラリンピックが閉幕しました。

パラスポーツが注目されつつありますが、残念ながら電動車椅子サッカーはパラリンピックの正式種目に選ばれていません。

正式種目に選ばれるためには電動車椅子サッカーをやっている国の数がある程度必要なのですが、現状ではその数がまだまだ足りていません。

恐らく、電動車椅子が高額(競技用の電動車椅子は100万円近くする)なため競技を始めるまでのハードルが高く、サッカーをやってみたいと思っても手軽に始められないのが原因だと思います。

手軽に始められるようになるには、例えば初心者用の安価な競技用の電動車椅子やどんな電動車椅子にも装着できる簡易フットガードが開発されればいいなと思います。

まずはそういう車椅子・フットガードでスタートして、もっと本格的にサッカーをやりたいとなったら競技用車椅子に乗り換える、といった段階を踏めると少しはハードルが下がるのかなと思います。

もちろん、電動車椅子サッカーを「面白そう」「やってみたい」と思ってもらわなければ意味がありません。

我々選手が魅力的なプレーをして、この競技をアピールできるようになるための努力や鍛練をし続けていくことも大事なんだと思います。

私もこの競技を発展させられるよう日々精進していきます。

執筆:中山佳孝