電クルサッカーをやるメリット3

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電動車椅子サッカーはダイナミックで見ているだけでも楽しいスポーツである。しかし、プレーしなければ分からない、実感できないメリットが沢山ある。

そこの部分を深掘りしてシリーズでお届けしたい。

第3回「人間的にも成長できる」

だいぶ間が空いてしまったが、メリットの続きを書きたい。今回はコミュニケーション力、謙遜、感謝がキーワードである。

電動車椅子サッカーはチームスポーツである。1人ではできないので、当然沢山の人とコミュニケーションを取ることになる。

試合では仲間の位置を見てパスを出し、互いに声をかけ合いながら守備をすることが重要になってくる。

また、ルールを頭に入れて、それを常に守らなくてはならない。ルールから外れた行為を繰り返せば試合には出られなくなる。

試合以外でも家族やヘルパー、ボランティア、チームスタッフ、カメラマン、大会の運営係、様々な人達と関わるので、挨拶や話し方、態度は良くしたいものだ。

人と話すのに慣れないうちは声が出しにくかったりするが、上手くいかなくても自分から積極的にコミュニケーションを取ることで、その力はついてくると思う。

対戦相手や審判に対してリスペクトの気持ちを持つことも忘れてはならない。

ボロ負けさせられたり、ファールを受けたりして悔しさや怒りを覚えても、仕返しや悪口を言うのはナンセンス。

審判に気に食わない判定をされても態度に出すべきではない。どうしてもの時は冷静に話をする。しかし、自分も過ちを犯すことはある。

自分には厳しく、人には寛容でいるのが理想だ。

チームスポーツだから1人ではできないと言ったが、障害がある自分達にとってサポートしてくれる人なしに、競技生活は成り立たない。

人もそうだが、競技用車椅子があって、練習・大会の会場があって、サッカーができる身体もある。

あらゆることに感謝して競技に打ち込めたらすばらしい。

個人的にはいつも上記のことができているとはとても言えない。失敗や反省すべきことも多々ある。

どうしてできないのかと悩むこともあるが、日々学ばせてもらっているという気持ちでこれからもプレーしていきたいと思っている。

執筆:高林貴将