障がいなんて関係ねぇ
電動車椅子サッカーの最大の特徴は、重度の障がいがあってもプレーすることができるところです。
日本では主に筋ジストロフィー、脳性まひといった障がいを持った人たちがプレーしています。
私は筋ジストロフィーという障がいで、人工呼吸器を24時間装着し、胃ろう(胃につないだチューブから栄養を取る)をしています。
そして、今年から電動車椅子を口で操作してプレーしています。
競技歴21年の37歳で、若いプレーヤーより身体はキツイし、上手くプレーできないことも沢山あります。ただ、私はそのことを1ミリもネガティブに捉えていません。
なぜなら、この競技が障がいを忘れるほど真剣勝負ができる魅力的なスポーツだからです。
工夫やチームワークでいくらでもカバーできるし、身体とは反比例するような迫力あるプレーは健常者のスポーツと同じだと断言できます。
本当はいちスポーツとして見てほしいので、障がいのことを交えて紹介するのは違うと思います。ですが、障がいがあってもなくてもスポーツをすることができるし、魅了するプレーで湧かせることもできるということを伝えたかったので、あえて述べさせていただきました。
この投稿を見て少しでもこの「電動車椅子サッカー」に興味を持ってくれたら嬉しいです。
執筆:中山佳孝