練習の環境

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「10月3日、本拠地として使っていた横浜ラポールでの練習が再開した。

普段は意識しないが、環境が良いとやりやすいのだと改めて思った。

大会と同等のコートサイズが取れ、ゴールエリアのラインも引かれている。床面も滑らず引っかからない。

競技用車椅子が4台用意され、体験者やスタッフが利用可能である。

何よりありがたいのは車椅子で入れるトイレが沢山あり、地下駐車場から雨に濡れずに入館できることだ。

エアコンによって暑さ、寒さをあまり気にしなくていいことも助かっている。選手には様々な疾患があり、プレー以外でも気を使う場面が多いからである。

どんな場所であってもサッカーができることは感謝すべきことだし、工夫次第でいくらでも上達できる。

実際人数が少なくても、練習場所が狭くても強いチームはある。ただ、環境が整っている方が良いに越したことはない。

様々なバリエーションの練習ができるだけでなく、試合勘が養えるからだ。

電動車椅子サッカーはまだ認知度が低いため、初めて使う体育館からはタイヤの汚れ、床や壁面などの破損を心配されることがある。

利用を拒否されることもなくはない。しかし、注意してやればそういった心配は無用だ。

メジャーでもマイナーでも、障害があろうとなかろうと、すべてのスポーツで利用できる体育館が増えることを願う。

執筆:高林貴将