競技解説

電動車椅子サッカーとは?

電動車椅子の前にフットガードを装着して行うサッカーです。

身体的に重度の障害を持った選手が多く、電動車椅子のコントローラーを手の他に足や顎などで操ってプレーします。

大部分の障害は、筋ジストロフィーや脳性麻痺の人たちです。

普通のサッカーとは異なり、男女混合の4人で試合をします。

試合時間は、前後半20分です。車椅子のスピードは、昔は6km以下でしたが、今は10km以下と定められています。

2014年頃にPower Soccer Shopというメーカーが開発した、ストライクフォースという機種がアメリカで流行り始め、 今では日本の選手もほとんどが乗っています。 昔の時速6kmの時と比べ、10kmになりスピード感が増して想像を越える迫力になりました。

ぜひ一度ご覧ください!

歴史

電動車椅子サッカーは、フランスで1975年、アメリカおよびカナダで1980年に誕生したスポーツで、日本では1982年に北米でパワーサッカーと呼ばれていたこの競技をヒントに、大阪市身体障害者スポーツセンターにおいて始められたとされています。日本最初のチームは大阪ローリングタートルでした。

ここ数年競技人口が拡大し、2012年度は全国で37チーム、計273名に及ぶ選手が日本電動車椅子サッカー協会に登録しています。 日本電動車椅子サッカー協会のもと、各地域のブロック連絡会に組織化され、日本選手権やブロック予選などの大会が毎年定期的に行われています。※詳しくは日本電動車椅子サッカー協会の公式サイトをご参照下さい。

フランスでは身体障害者の競技大会、ジュー・ド・ラヴニール(Jeux de l'Avenir)において1989年に公開競技として実施され、1991年の同競技会に最初の公式競技が行なわれました。1992年からは国内選手権も開催されています。

誕生から20年以上の間、電動車椅子サッカーはヨーロッパ、北米、アジアの各国で、それぞれ独自のルール、用具で競技が行なわれてきました。例えば、日本の電動車椅子サッカーではタイヤを切って作ったバンパーがフットガードの代わりとして使われ、ボールも直径50センチのものが用いられていました。

これに対し、競技としての国際化を図るため、2006年に10ヶ国の競技団体が集まり、競技規則の統一が行なわれて2007年には初のワールドカップが東京で開催され、アメリカ、ベルギー、フランス、デンマーク、イングランド、ポルトガル、日本の7ヶ国が参加しました。(最終順位 優勝:アメリカ、準優勝:フランス、3位:ベルギー、4位:日本)

また2011年には第二回ワールドカップがフランスで開催され、UEFA会長のミッシェル・プラティニ氏による組み合わせ抽選会が行われました。 (最終順位 優勝:アメリカ(2大会連続優勝)、準優勝:イングランド、3位:フランス、5位:日本)

※詳しくはFIPFA国際電動車椅子サッカー連盟公式サイトをご参照下さい。

主なルール

1チーム4人で行います。

試合時間は20分ハーフで行います。

選手は全員時速10キロ以下です。

但し日本では一部の大会はローカルルールで6キロです。

旋回速度は定められていません。

主な反則

2 on 1

ボールに対して味方同士が2人以上が、3メートル以内で参加する事を2 on 1と言い、間接フリーキックとなる。
ボールに対して1対1でなければならない。ただ逃げる意識がある場合は2 on 1にならない 。

ファウル

相手のフットガード以外にぶつかる。

3 In

ペナルティーエリアにフィールドプレイヤーが2人以上入ってはならない。